吸収効率

葉酸欠乏症の原因は?

葉酸欠乏症とは、極度の貧血症状のことで、葉酸が不足することで起こる病気です。
初期段階では疲労感やめまい、呼吸困難などの症状が起こります。
下痢や食欲の低下、体重減少などの症状も出てきて、味覚機能も低下します。

身体にとって葉酸はとても必要な栄養素です。
DNAを作る他にも、赤血球を正常に働かせるためには必要不可欠な存在です。
ビタミンB12も不足するとこのような貧血症状が起こります。
ビタミンB12や鉄分が不足した際に起こる病気が、鉄分欠乏症です。

最初に疲労感や貧血症状が現れるため、病院を受診すると採血検査が行われます。
採血の結果、どの栄養素が不足しているのかわかりますが、葉酸欠乏症の場合は野菜不足、果物不足、アルコールの飲み過ぎなどが原因でしょう。

簡単に言えば、体内が栄養不足の状態です。
アルコールを飲むことで無駄に栄養が使われ、更に栄養不足に陥ってしまっているのかもしれません。
大腸炎を患っている方は、抗生物質を飲むことで葉酸欠乏症を引き起こすケースがあります。
これは、栄養の吸収率を薬の成分が落とすため、治療に伴い仕方がなく起こってしまう副作用です。

妊娠中の方が葉酸欠乏症になると、胎児に悪い影響を与える可能性があります。
先天性の脊髄奇形を患った胎児が産まれたというケースが多々あるので、通常はサプリメントなどを摂取することで改善させます。
妊婦さんは治療薬を飲むことができないためサプリメントに頼るほかありません。
サプリメントに頼るばかりではなく、食生活からもしっかり栄養を摂取できるよう、健康的でバランスの良い食事を取り入れましょう。

貧血症状が現れた時、何が原因でその症状が起こっているのか?
病院を受診してみなければわかりませんから、もし体調に不安を感じたら速やかに医師に相談をしましょう。
そして、一度葉酸欠乏症になってしまった方は、再度再発するケースもよくあります。
普段の生活から意識して栄養バランスの良い食事に変えてください。